応援メッセージ No.17

元府立学校教員 有田啓子 さん

QWRCが移転するというお話を聞いたとき、え、え、いったい何故?と驚きました。関西のLGBTQシーンで、QWRCのお名前を頻繁に目にするようになり、たくさんの人から求められる存在なのだなあと、敬意を込めて見ていました。そんなQWRCがまさか財政難だとは思いもしませんでした。

QWRCが中崎町にあったときを懐かしく思い出します。マンションの一室にあって、アジトのような、どこか蠱惑的空間でもありました。壁や冷蔵庫の扉などに所狭しとキラキラしたイベントのフライヤーが貼られていて、知らない世界の香りを伝えていました。月一度、集まって、喧々諤々、社会の理不尽への怒りを語り合ったあの熱気に満ちた時間をいまでも思い出します。普段は、孤独で悔しい日々を送っていても、QWRC という場所があったからこそ仲間と集えました。QWRCが、西梅田の法律事務所が居並ぶマーキスビルの一室に移転し、大人な雰囲気に変貌した時も驚きと尊敬の気持ちで眺めていました。QWRCがまたさらに進化したのだなと感心したものです。

今回は、機能を整理してスリム化されるとのこと。QWRCのスタッフの方々は、それぞれに成長を遂げパワーアップしておられることを、姿を見るたび感じます。ますます、進化を続けるQWRCは、私にとっては、頼もしく眩しい存在です。プライドセンターとともに大事なQWRCを、皆で応援したいですね!

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