応援メッセージ No.16

SOGIEシニアネット 桂容子 さん

QWRCとの出会いは、初期の頃からだったと思います。
以来、QWRCの取り組みに深い信頼を寄せてきました。
フェミニズムが明確に打ち出されていたことが心強く、若い人たちの実践に感動を覚えました。

10年ほど前、ブームと呼ばれるほどLGBT運動が活発化した頃、私が危惧したのは、まだまだミソジニーが根強くはびこり続ける状況で、フェミニズム運動が後景に退いてしまうことでした。
当時、もはやフェミニズムの課題は解決されたかのような空気が漂い、不安が募りました。
フェミニズム運動とLGBT運動がなかなか実践の場でつながり合えない感じがして、共闘できないものだろうかと、私は思い悩みました。

が、そうした中で、QWRCは、LGBTQ+の運動と共に、一貫してフェミニズムを正面から掲げ続けています。時代の流れと共に、変わるものがたくさんありますが、QWRCは迷いのない変わらぬ歩みを続けていて、その存在は私の心の拠り所であり続けています。
ずっとフェミニズムと共にあったQWRCは、多様性を重んじる社会の重要な拠点の一つです。生き難さを感じる一人ひとりのニーズに寄り添い、希望と勇気を支え、影響力の強い行政への啓発にも大いに貢献してきたQWRCを応援し続けたいと思っています。

「誰一人取り残さない社会」の実現に向けて、まさにその思想を体現してきたQWRCが今後も長く活動を続けてくださることを願ってやみません。

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