
勤務医(糸氏クリニック・産婦人科) 藤田圭以子 さん
QWRCは、私とセクシュアルマイノリティーの出会いの原点です。
10年前、医療現場で当事者に出会い、何も対応できない自分に歯がゆさを感じていました。
淀川区役所内のレインボーのコミュニティーに参加したとき、コミュニティーの司会や進行をしていたQWRCのコジさんに、会いました。QWRCのおしゃべりスペースに何回か参加するようになり、友だちが出来たり、イベントのアナウンスがあって参加するようになりました。
トランスジェンダーの医療をきちんと学びたい気持ちが強くなったのも、QWRCのコミュニティーで医療に関して困り事を抱えている当事者さんとたくさんお話しをしたからです。
岡山大学ジェンダー外来にて6か月研修させていただきました。
QWRCでのみなさんとの出会いが背中を押して下さったと今でも感謝します。
医療現場で当事者さんに、会います。マイノリティーのかたは、自分のような人に出会ったことがないと話されます。孤立感が強く家に引きこもりがちな方が多いように感じます。そのような方にQWRCさんを紹介します。 後日、お出会いしたら以前と違い笑顔で話される方、偶然にレインボーパレードで会った方もいます。安心なスペースで当事者やアライに話しを聞いてもらうことや、おしゃべりすることは、必要で大事なことと実感します。
マイノリティーの問題は、社会での正しい知識がまだまだ広がってことが原因とも考えられます。 QWRCは安心なスペース作りや学校や職場に出前講義もされたり、行政の人権課に寄せられる電話相談もされています。 多くの活動が、QWRCのメンバーのボランティアでなりたっています。
QWRCさんに、この先もこれまで以上に活躍していただけますように、社会のみんながQWRCをサポートすることが必要と感じます。
私はこれまでQWRCメンバーにたくさん助けていただきました。 この先もサポーターをしながら、QWRCに助けていただきたいと考えています。
