応援メッセージ No.9

新設Cチーム企画 塩安九十九(しおやすつくも) さん

この社会には、お金にならなくてもやるべきことがたくさんあります。
しかし、誰も不平等の是正に取り組まない社会(お金にならないことはしない社会)は、どんな社会になるのでしょうか。
すべてがお金で決まり、すべてが自己責任にされ、差別がまかり通りる社会のような気がします。
非営利団体の存在意義のひとつは、社会的不平等に対して警鐘を鳴らし、社会を公正な場に保つこと、つまり民主主義の質を維持することだ言われています。

例えば、非営利団体の数はアメリカと比べると人口比で12分の1。
そして寄付をする人の多さの国別ランキングで日本は最下位です。
非営利団体にとって砂漠のような環境です。
ちなみに韓国のあるトランスジェンダーサポート団体は、月約1000円会費を払ってくれる会員が約600人いて、常任スタッフを2名置いて運営しているそうです。韓国の人口の2倍の日本で、なぜQWRCの継続寄付サポーターが100人超えないのでしょうか。日本社会がもっと、非営利団体の意義と役割を認識し、その役割に見合った社会的地位と財源を与え、社会全体がその恩恵にあずかっているのだという考えが広がってほしいです。

私はQWRCを長年応援しています。
QWRCは、設立当初からピアサポートの場、コミュニティのハブの役割、専門家の育成機関とも言える事業を多く行っています。早くから、医療福祉の観点で当事者の困りごとに対応し、当事者、専門家、支援者をつなげてきました。それらはLGBTQ+当事者のライフラインの開拓と補強、拡充というまさに人生を支える仕事です。

QWRCが末永く社会のために役割を果たせるように、多くの人が少しずつ支えていく体制になればと願ってやみません。
ぜひ継続寄付サポーターになって頂きますよう、お願い申し上げます!!

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