にじいろリハネット 松本武士 さん
QWRCの活動は、私たち医療従事者にとって大きな学びを提供してくれています。
特に小冊子「LGBTと医療・福祉」には、医療や福祉の現場に従事する多くの人が知っておくべきエッセンスが詰まっています。学生にとっても分かりやすい内容で、私はこれまで医療系学生に講義を行う際に参考資料として紹介していました。
「多様性の時代」と言われる現在、人々は「多様性」「ダイバーシティ」という言葉を広く認識するようになりました。しかし、社会的少数者の身にふとした瞬間に降りかかる困りごとに焦点を当て、その解決を目指す活動を持続的に行うことは容易ではありません。その地道な実践を、ずっと続けてこられたQWRCを私は今後も応援したいと考えています。
性の多様性やジェンダーイシューについて、身近に感じやすい発信をQWRCが続けられている背景に、QWRCの中にいる方々の射程の広いインクルーシブな視点を感じます。今後も幅広い活動を展開されることを期待するとともに、協働していければ嬉しく思います。